心理学科

MESSAGE

こころを科学し、
こころを育て、
こころの知を探究する

Department of
Psychology

立教大学
新座キャンパス

OBJECTIVE

心の機能とメカニズムを科学的に探究し、
現代における心の問題を
サポートする人を育てます。

心理学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 早期の専門教育と
    3年次からの少人数教育。

    1

    1年次には心理学の基礎を身に付けつつ専門科目を受講できます。2年次には英語文献からも学び、心理学の研究方法を修得。3年次には、研究テーマに応じたゼミを選択し、徹底的な少人数教育により「自分で学ぶ」姿勢を身に付けます。

  • 基礎から新領域まで、
    心理学を幅広く学べる。

    2

    実験などの科学的方法で心の法則を探る「基礎心理学」、現実生活のさまざまな課題に向き合う「応用心理学」、心身の健康促進やサポートの在り方を探る「臨床心理学」の3領域を軸に、近年、注目されている認知心理学、応用行動分析、心身医学などの新しい領域も学べます。

  • 学生実験室や実習・研究施設が充実。

    3

    視覚実験のための暗室や、聴覚実験のための防音室を備えた15の学生実験室など、充実した実習・研究施設を備えています。また、心理学の専門的な活動に必要なことを実践的に学ぶ実習や、研究方法などを身に付ける科目も充実しています。

心理学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 心理学を正しく理解する力。

    心理学を正しく理解して、最新の知識を得るために。心理学の歴史、主な研究領域、学説、統計手法といった基礎知識や、英文読解力を身に付けます。

  • 研究や調査を計画し、
    実行する力。

    実験・調査・面接・テストなど、心理学の研究や実践活動に必要となる技術を身に付けます。また、研究や調査を自ら計画・立案する能力を養います。

  • 心理学を応用して
    問題解決する力。

    心理学の学びは、家庭や学校、企業などのさまざまな場面で応用することができます。立教大学の心理学科では、実社会で生じる問題に対して、心理学の知識と方法論を用いて解決していく力を身に付けます。

Q.「心理学を学ぶ」とは、
どういうこと?

A.人の心を科学的に探究しながら、
人を理解し、人を支える力を学ぶことです。

心理学はその背景に、哲学や医学、生理学など、多様な研究領域を含みます。また、実験を行い、得られたデータを統計学的な手法で処理し、分析を加えて結論を導き出すなど、極めて科学的な思考方法を用いる学問です。

実際の社会やビジネスの現場、家庭や学校といった生活のさまざまな場面で、人の心がどのように動くのかを考えるのも心理学の重要な役割です。
例えば交通事故の原因を人間の心の問題から探り出したり、部屋の扉にどんな形の取っ手をつければ人はスムーズに開けることができるのかを考えたり……。私たちの暮らしのあらゆる場面において、人の心の動きを丁寧に観察して分析をしていきます。

心の仕組みと機能を科学的に探究・理解すること。そして、心の問題やさまざまな働きを理解し、サポートする力を身に付けること。それが、心理学から得られる学びです。

「旅行でストレス解消」を
科学する。

心理学というと、臨床心理士などのカウンセリングを思い浮かべるかもしれません。しかし最近では、一見すると心理学とは関連のなさそうなテーマも研究の対象になっています。

例えば、心理学科の小口孝司教授が提唱する「メンタルヘルスツーリズム」。一般的に、旅行には良いリフレッシュが得られるもの、というイメージがありますが、小口教授の研究ではそこに疑問を提起。「ストレス低減を目的とした観光旅行が、本当にストレスの低減をもたらすのか?」といった視点で実験を行い、科学的な検証を重ねています。

現代のストレス社会にあって、心身の健康に役立つツーリズムとはどういったものなのかを考える。こうしたテーマも心理学科の学びです。

例えば、
こんなことも
心理学科の
学びです。

心理学科の教員と演習テーマ・研究分野

教員一覧を表示する
※大学案内(2025年度版)より転載。
氏名 演習テーマ・研究分野 リンク
石黒 格 社会心理学、社会学 研究者情報
大石 幸二 臨床心理学、障害児(者)心理学、応用行動分析 研究者情報
小口 孝司 社会心理学、産業・組織心理学、観光(社会)心理学 研究者情報
白井 述 発達心理学 研究者情報
都築 誉史 認知心理学、認知科学、社会心理学 研究者情報 個人サイト
林 もも子(2025年3月退職予定) 臨床心理学、精神分析学 研究者情報
松永 美希 臨床心理学、認知行動療法、健康心理学 研究者情報 個人サイト
山田 哲子 臨床心理学、家族心理学 研究者情報
温 文 認知心理学・身体心理学 研究者情報
岡島 純子 臨床心理学 研究者情報
カヴァナ・クリストファーM. 言語心理学・民俗心理学 研究者情報
氏家 悠太 認知心理学 研究者情報
前田 楓 社会心理学 研究者情報
中島 実穂 社会心理学、臨床心理学 研究者情報
金子 彩子 実験心理学 研究者情報
田中 志帆 臨床心理学 研究者情報

こんな学科もあります

心理学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

一人ひとり違う人間の価値観や感情はどのように形成され、どう行動につながるのか。その仕組みを理解したいと思い、本学科を選択しました。例えば、文章を書く場合、情報収集から始める人や、まずは自分が知っている情報を書き出す人とさまざまです。そのような多様性を、本学科で学問的な視点から明らかにしたいと考えました。

心理学科 英 ひなこさん大学案内2025より

心理学で扱われる知見は、人間の心的機能を客観的に測定・評価しようと試みる中で蓄積されたもの。これらを自分で扱うことで、なぜこの人はそのような発言をするのか、なぜそのような行動を取るのかという観点から分析するようになったと思います。また、そうした知見を疑う視点も得られました。

心理学科 牧島 海渡さん大学案内2024より

現在は、人間が幸せに生きるヒントを探求しようと、「幸福感と強み」をテーマに研究中。幸福感を構成する要素や自分の長所を生かす方法を知るのは、人生を充足させるのに欠かせません。長所を他者のために役立てることができれば周囲の人々の幸せにつながる上、社会に出て他者と接する中でも大切な考え方です。

心理学科 宮本 恭平さん大学案内2023より

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。