2024/08/28 (WED)

岩手県陸前高田市で小学生対象のバレーボール教室を開催

2024年7月28日(日)、岩手県陸前高田市の総合交流センター(夢アリーナたかた)にて陸前高田市を中心とした気仙地域の小学生を対象にバレーボール教室を開催しました。

立教大学と岩手県陸前高田市は2012年5月に「連携及び交流に関する協定」を締結しており、バレーボール教室はスポーツ交流プログラムの一つとして、2013年より開催しています。

今回で8回目を迎えたバレーボール教室には、本学バレーボール部及び女子バレーボール部から24人の学生が参加し、陸前高田市、住田町、大船渡市内の5つの小学生バレーボールチームから約40人の子どもたちが参加して行われました。
子どもたちが楽しむことができるようにゲーム要素を取り入れたウォーミングアップに始まり、スパイク練習、サーブ練習、ゲームと教室が進んでいく中、大学生が積極的に声がけをし、楽しくバレーボールに取り組める雰囲気づくりに努めました。
また、大学生の迫力ある模範プレーには子どもたちから歓声が上がりました。

閉会式の後も、参加した児童からの質問に答えるなど、最後まで和気あいあいとした雰囲気のうちに終了しました。
バレーボール教室の前日には震災遺構となった米沢商会ビルを見学、学生たちは語り部の米沢祐一さんによる震災当日の話に真剣に耳を傾けていました。米沢さんのお話は心に迫り、一人一人の記憶に強く残るものとなりました。

立教大学は今後もこのような活動を、交流活動の一環として継続していく予定です。

参加学生の声(振り返りレポートより抜粋)

・今回のバレーボール教室で、私は3回目の参加になった。小学生の時に参加した際、昨年参加した際、そして今回と様々な立場で陸前高田バレーボール教室に参加する事ができた。教室開催に向けて尽力してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいだ。バレーボールを通じた支援も多く、得たものもたくさんあり、本教室もその支援の一つである。小学生の時は参加者として当時の立教生にたくさんのものを引き出してもらい、昨年と今回は自身がその立場になり貴重な経験をする事ができた。大学生で私のバレーボール人生は一度区切りとなるが、今後も携わり続けていきたい。そして地元陸前高田に何かしら還元できるようになりたいと今回のバレーボール教室を経て強く感じた。(コミュニティ福祉学部 4年)

・体験談を聞くことで、ニュースや写真だけでは伝わらない現実の厳しさを感じました。また、体験者が直面した苦難だけでなく、そこから立ち上がる強さにも深く感銘を受けました。震災によって家族や友人を失った悲しみの中でも、彼らは再び立ち上がり、生活を再建しようとする姿勢を貫いています。多くの人々が互いに支え合い、助け合いながら前に進んでいくその姿は、人間の強さと共に、コミュニティや人との絆の大切さを強く感じさせます。
(スポーツウェルネス学部 1年)
●第8回 立教バレーボール教室in陸前高田 開催概要
<日時>
2024年7月28日(日)9:00~12:30
9:00~ 9:10 開会式(挨拶、紹介、概要説明)
9:10~12:00 バレーボール教室
12:10~12:30 閉会式(感想・質問タイム、挨拶、記念品贈呈)
<場所>
陸前高田市総合交流センター(夢アリーナたかた)(住所:岩手県陸前高田市高田町太田5)
<参加者>
【立教大学】立教大学バレーボール部9名、女子バレーボール部15名 計24名
【陸前高田市】気仙地域のバレーボールチームに所属する小学生 約40名
<内容>
サーブ・レシーブ・トス・スパイクなどバレーボールの基礎を学び、そのほかに立教大学バレーボール部(男子・女子)の部員が模範プレーを披露するとともに、混成チームによる試合形式でバレーボールの楽しさを体感しました。

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